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ぼくはいつか 窒息ちっそくするだろう
あいゆめなにもかもひかりえないから
呼吸こきゅうするのもわすれて およつかれて
おぼれるさかな

ひかりくした 盲目もうもくなもぐら
べないとりなにうたう?
とっぷりしずんだ太陽たいよう
明日あすぼくくのでしょう。

あのぼくくちにした言葉ことば
何一なにひとうそかったとおも
一秒いちびょうでもなが一秒いちびょうでもなが
一緒いっしょにいたいとおもっていたんだ

いとしさゆえでもくるいそうで
理由りゆう理屈りくつじゃはかれやしない
うしなことへのおそれはあったけれど
かんがえぬように おどけてせていた

もう すべてにつかれたと
きみ一言ひとこと つぶやいて
僕達ぼくたち過去かこ嘘色うそいろわった
りになって しろかえった

いつからだろうか さかなしろにご
このまちながれにもはじかれて
おどけてみたって わらえやしないだろう
あの少年しょうねん大人おとなになっていた

いまになっておもうのだけれど
あのぼくなにもかも んでしまったのでしょう
記憶きおくぼくかり
事実じじつぼくへの やいばわった

なつかしむことよわ行為こういですか?
でも すがることしか いま出来でき
にたくたって ねやしない
みじめなぼくわらってくれるかい?

ぼくはいつか 窒息ちっそくするだろう
あいゆめなにもかもひかりえないから
呼吸こきゅうするのもわすれて およつかれて
おぼれるさかな