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よみがな
花はなのぬくもりに埋うもれて
星ほしの軸足じくあしに触ふれていた
夏なつが今過いますぎ去さったのは
もう誰だれの目めにも明あきらか

なだらかな坂さかに居座いすわって
恋人こいびとたちが口くちづけた
傷きずつけられた人々ひとびとが
また傷きずつけあう神話しんわ

あなたはどこへいった
何なにも言いわずどこへいった

思おもい出同士でどうしが重かさなって
見みたこともないものになった
夏なつが今過いますぎ去さったのは
もう誰だれの目めにも明あきらか

鳥とりはどこへ逃にげた
橋はしはどこへ落おちた
それとも僕ぼくら
ただ行いき違ちがった

母ははも父ちちも兄あにも
どこへどこへ行いった
それとも僕ぼくら
ただ行いき違ちがった