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最終さいしゅうのバスにられなんとなく かえ外灯がいとうながめてます
ひじをついた自分じぶんねむりかけの街並まちなみはぼんやりと交差こうさしてく

やがておわることをって サヨナラをんだとしても
どうしておもうのだろう わらぬ景色けしきなかにポツリ

雨音あまおと時間じかんめた 麻痺まひした感覚かんかくをとかして
曖昧あいまいこころらしたよる

最終さいしゅうのバスはガタゴトおとをたて 見慣みなれた街並まちなみはしってゆく
今日きょうもあいにくの雨模様あめもよう まどガラスの水滴すいてき虹色にじいろかがやいては

えた まるでいまぼくうそをついた子供こどものようだと
どうしておもうのだろう わらぬ景色けしきなかにポツリ

ねむれないまち片隅かたすみ せま空眺そらながいていた
あいをくれあいしておくれ ほら
こんなにもあふれてるのに どうしてぼくにはくれないの
ここはどこ?大好だいすきなきみはどこ?

いたいよいますぐきみに もうってるのもつかれたよ
なんでだろ 今日きょうぼく

フワフワとそらんでる きみまち見降みおろすくらい
ゆめなのかな こんなふうべたらいな
雨音あまおとがすべてをめた
二人ふたりねがいはながれてしまった
こんなにも無情むじょうよるなか

最終さいしゅうのバスはぼく見送みおくって

きみ場所ばしょ