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まるでいたような青空あおぞら
かったにじばすたび
なにかをくしてゆく
とどきもしないにじばすさみしさと
てのないこのフライトが何気なにげなく交差こうさした

この時間ときもどせるならば
アニメさながらのロケットを
淡々たんたんぎた毎日まいにち照準しょうじゅんわせて…

てもなくぼくらがくなら
あの場所ばしょえらんで
わすれてない気持きもちのままでつなげるかな?
そんな場面ばめんでもなみだ似合にあわないよきっと
こえこえるあいだ
はなさずにぼくていてよ

かぜのようにぼくらは大人おとなになりながらも
ふるぼけたアルバムのなか自分じぶんわらえない
こわれたプロペラもうごかないエンジンも
いまぼくにとってくてはならぬものだろう

われるように今日きょうもまたれて
無音むおんのパケットでつなぼくらの毎日まいにち
嫌気いやけもさすけれど

たる場所ばしょつけて寝転ねころんだら
もっとわすれかけていた大事だいじなものにけられるかな
まえにもう一度いちどその
そっとたしかめえたら
ぼくきみ道連みちづれに 地平線ちへいせん彼方かなた

ぼくらは理想家りそうかたぐい
はなわらって蹴散けちらしていた
それがいまじゃぼくらの羽根はねになぞられながら
そらをずっとながめている

てもなくつなら
あの場所ばしょえらんで
わすれてない気持きもちのままでつなげるかな?
そんな場面ばめんでもなみだ似合にあわないよきっと
今日きょうからはあかいとをもうはなさずに
かぜつよいからばされないように