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ひさしぶりに朝陽あさひたくて ふゆそらした
あなたはとおくのそらした寝息ねいきててるんだろう

かすんだ空気くうきながれる夜露よつゆ
わたしをかせるためにそこにある
あの鼻歌はなうたはいつのにかわすれてしまった

まちですれちが人混ひとごみのなかで あなたをつけた
たりまえのように づかないふりをしてとおぎよう

もどれないなんてよくっているの
なのにどうして?
こんなにもこぼれちるおも

二人ふたりなつつき
いまじゃとどかないほどたか
二人ふたりでやったあき花火はなび
バケツのみずにつかったまま
わたしをかせるためにそこにある

二人ふたりなつつき
いまじゃとどかないほどたか
二人ふたりでやったあき花火はなび
バケツのみずにつかったまま

そばにいればよかったのに
ずっとつないでればよかったのに
なのにどうして?
こんなにもこぼれちるおも

やっとめぐはじめた季節きせつ やさしいかぜつつ
わたしをあるかせるひかり あなたのかぜ