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めぐりめぐる季節ときなか何度なんど何度なんどもたどるほど
やがてせてくのでしょう

寝覚ねざめがわる日々ひび
朝靄あさもやてる珈琲コーヒー
たとえばきみおなじように
角砂糖かくざとう誤魔化ごまかすよう上手うまくはいかないね

突然とつぜんあめ きみとの最後さいご今日きょういろそらいた

ゆらりれるゆめなかきみきみだけをいかけて
やがてとどかないまぼろし
とおとお時間ときをこえて わることのない笑顔えがお
そっとセピアにまる二人ふたり

明日あしたきみれるだろうか
たりまえげかける悪戯いたずら
わりがはじまり
いつからか気付きづかないままきみとおくなった

きみ口癖くちぐせ 仕草しぐさこえよみがえるからきみすべてが
ふたつそろえた グラスのひとつで ながんだ しずけさ せつなさ

ふわりふらりおぼれてれて こころからだうそあず
まるであまくはない果実かじつ
ながながよるえて自分じぶんよわさをったあさ
つよしずかにいた 嗚呼ああ

あのあのときあの場所ばしょわした言葉ことば意味いみをなくし
かがやきさえくした二人ふたり
めぐりめぐるこいなかでそれぞれえらんだみちある
やがてわすれゆくのでしょう きっと