長雨降ながあめふるバスストップに
アコギとクリーンハイトーンボイス響ひびく
人ひともバスもいない
“孤島ことうのバスキア”

真実しんじつだけを伏ふせて
闇やみを抱だき寄よせて
優やさしい嘘うそをついて
バスキアは消きえた

「ここにいたいけど、
傷きずつけたくないんだ、
だから僕ぼくはここを出でるよ」

別わかれの夜よる 悔くやしさ残のこる
ステージ脇わきの涙なみだが
泣なき言吐ごとはきそうな弱気よわきな私わたしらに
力ちからをくれんだ

風かぜの頼たよりにまだ歌うたい続つづけてる事聞こときいたんだ
またいつか聴きかしてよ
センチメンタルリリック

誰だれもが皆みな 怒いかりを抱いだき
心汚こころよごしてくのに
バスキアの歌声うたごえは優やさしさに満みち
変かわらず白しろいまま

願ねがえば叶かなうさ 君きみの歌声うたごえは間違まちがいないんだから
また突つき刺さしてくれよ
いつかの「カレンダー」

長雨降ながあめふるバスストップに
アコギとクリーンハイトーンボイス響ひびく
人ひともバスもいない
孤島ことうのバスキア