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よみがな
都会とかいのノイズ
すれちがいと喧噪けんそう
いったいなにみ、アスファルトにけるのだろう?

嗚呼ああぼくすべゆるしすぎて、
からまってほどけない無数むすういとしばられていた

たとえばなにもかもかなうものとしんじてたあのころもどれるならば、
おとずれる今日きょうぼくててつづった手紙てがみを、タイムカプセルにめてleave alone

くたびれかけた太陽たいよう充電じゅうでん
嗚呼ああ少年しょうねんゆめ点滅てんめつ
旅路たびじはもうざされてしまうのかな

記憶きおくにまぎれんだたったひとつのねがいさえ、いのち宿やどせないとしても
差出人不明さしだしにんふめいのこの手紙てがみじられた、「わらないでいて」の言葉ことばうで

れるいろはただただむなしくあお
やがてフィルターのかかったオレンジいろへとわり

よごれたゆび隙間すきまからこぼれてゆく、れたはずのただしさ
そしてまたいまこの希望ヶ丘きぼうがおかめよう、いつかアスファルトにすはずの

タイムカプセル