積つみ上あげた過去かこはすぐに崩くずれるから
全部忘ぜんぶわすれて 全部忘ぜんぶわすれて

ふと浮うかび出だした淡あわい幻まぼろしなら
全部失ぜんぶなくして 全部失ぜんぶなくして

心こころなど繋つながらないよ だってそうだろ

風かぜが吹ふいて咲さき誇ほこった花はなの色いろを忘わすれるように
空そらの色いろが灰色はいいろなのは僕ぼくのせいさ 僕ぼくのせいさ

優やさしくかけられた言葉ことばは虚からだから
また忘わすれて また忘わすれて

そして逃にげ込こんだ見みえ透すいた退路たいろを
また失なくして また失なくして

想おもいなど届とどきはしないよ だってそうだろ、伝つたえてないけど

雨あめが降ふって塗ぬり固かためた千せんの嘘うそをかき消けすけれど
視界しかいがまだ青色あおいろなのは君きみのせいさ 君きみのせいさ

風かぜが吹ふいて雨あめが降ふって僕ぼくの色いろは流ながれたけれど
それでもまだ涙なみだが浮うかぶのは君きみのせいさ 君きみのせいさ