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かったような 言葉ことばばっかならべて
きみことつくげていた
"自分自身じぶんじしん"というせま部屋へやなか
かぎをかけてめてたんだ

いまきみはどこにいる?」
わすれたはずの名前なまえさけんでみるけど
がつけば この場所ばしょ
カタチの幻想げんそうだけが のこってる

きみいにこう そうめたんだ
ここで 「ああだ、こうだ」 なやむよりも
いにってきずつくほうこころかるくなる
だからいにこう そうめたんだ
はるげるかぜかれて
二人ふたりはなびら

おもったよりも 時間じかんはやくて
季節きせつぼくりにする
街行まちゆ人混ひとごみにながされて
たどりいた場所ばしょ 彷徨さまよ日々ひび

もう二度にどもどれない
それでもまえすすむことしかできなくて
「ごめんね」 と 「ありがとう」
その言葉ことばつたえるためのたび

きみいにこう そうめたんだ
いま途切とぎれた言葉集ことばあつめて
春風はるかぜおもせて きみへととどけたい
だからいにこう そうめたんだ
その笑顔えがおなみだ全部ぜんぶ いまならめられるよ

だれかがつくげただけの いつわりのしあわせはいらない
たとえそれがいたみだとしても 真実しんじつしい

きみいにこう そうめたんだ
ゆきけて はるころ
いたい」 っておもいだけが こころもる

だから・・・

いにこう そうめたんだ
ここで 「ああだ、こうだ」 なやむよりも
いにってきずつくほうこころかるくなる
だからいにこう そうめたんだ
はるげるかぜかれて
二人ふたりはなびら