咲さかせた 紅あかい吐息といきを盃さかずきに
注そそぎ 飲のみ乾ほすその先さきの 華はなに酔よう

誰だれもに灼やき付つく 夢ゆめの屍しかばねは
二度にどと下さがるつもりのない 熱ねつのよう

駆かり立たてて 焦じれ合あえば 痛いたみもない
明日あすだけが この胸むねを騒さわがせる

想おもいが 瞬しゅんを 駆かけ抜ぬけて
紅蓮ぐれんの 碑ひを描えがく
研とぎ澄すまされた生命いのちだけ
その眸めに潜ひそませて

時空ときの露つゆに消きえる

火花ひばなを散ちらす 鼓動こどうの銀しろがねは
変かわり続つづける 目映まばゆさに覚さめやらず

逃にげるのも 背そむくのも 否いやだと云いう
饒舌じょうぜつな危機感ききかんに つまされて

孤独こどくが 愛あいが 天てんを射さし
蒼穹そうきゅうの風かぜ 誘さそう
感かんじて魅みせて
瀬戸際せとぎわの魂たましいのざわめきを

想おもいが 瞬しゅんを 駆かけ抜ぬけて
紅蓮ぐれんの 碑ひを描えがく
研とぎ澄すまされた生命いのちだけ
その眸めに潜ひそませて

孤独こどくが 愛あいが 天てんを射さし
蒼穹そうきゅうの風かぜ 誘さそう
感かんじて魅みせて
瀬戸際せとぎわの魂たましいのざわめきを

時空ときの露つゆに消きえる