文字サイズ
よみがな
あさもやがまたきみを さらうようにつつかくした
かさぶたにれながら だまったまま背中せなかがした

気後きおくれのたびわせた
らしたうそ手放てばなして

かさなるたびおぼれて くちづけでいきめて
なけなしのゆめなかしたしあわせを
行方知ゆくえしれずのこころ高鳴たかなむねしずめて
こいぶには あまりに
すくわれないがして仕方しかたないんだ

恋路こいじてにえた むらさき夕闇ゆうやみなか
手渡てわたすのはかなしみ あたたかななみだえに

とがめる言葉ことばゆかちて
あきらめと運命さだめ境目さかいめ

誤魔化ごまかしきれずに もうなにえずに
ひたすら記憶きおくおどらされていた
まったらひらいて まったらひらいて

いつかささげたおもいは まぼろしわりてた
きみつよのぞむなら つみをまた紐解ひもとこう
力任ちからまかせにもとめて 隙間無すきまなあいめて
あさればえてしまうから

かさなるたびおぼれて くちづけでいきめて
なけなしのゆめなかしたしあわせを
行方知ゆくえしれずのこころ高鳴たかなむねしずめて
こいぶには あまりに
すくわれないがして仕方しかたないんだ