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ふとなつかしいかぜかれて ぼくたちはたがいのたしかめた
おもえばいつもぼく右手みぎてつたわる ぬくもりだけをしんじていた

人知ひとしれずいたはな宿やど朝露あさつゆのようなおもいが一滴ひとつ
こぼちぬように そっと、そっと

いまふるえるぼくきみがそっとにぎ
そしてはかれないぬくもりがぼくつつ
いつのにかわすれてたはずのおもいがよぎ
あせらなくていいさ きみ二人歩ふたりあるいていこう

10年先じゅうねんさききみ二人ふたりでいる姿すがた ぼくにはまだえないけど
明日あしたあさきみとなりにいない姿すがた 想像そうぞうさえもできないから

だれかのためじゃなくて きみのためにうたうたがある
じてもばせば ほら、いつもそこに

いまちいさなきみぼくがそっとにぎ
すぐにこわれそうなぬくもりできみつつ
いつのにもわすれないようにきざみながら
どんなときだって きみがいればあるいていける

ぼく宿やどった不確ふたしかなぬくもりを
こぼさないように こわさないように
間違まちがいだらけのあいめていく

いまふるえるたがいのぼくらそっとにぎ
そしてはかれないぬくもりにつつまれていく
いつのにかわすれてたはずのおもいがよぎ
あせらなくていいさ きみ二人歩ふたりあるいていこう

ずっと、二人ふたり あるいていこう