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手首てくびを流ながれる鈍にぶい青あおに
想おもいを委ゆだねていいですか
細ほそいうなじに立たてた爪痕つめあと
もう一度触いちどふれてもいいですか
生うまれ変かわれぬ命いのちなら
このまま堕おちてもかまわない
綺麗事きれいごとで慰なぐさめる
優やさしい時間じかんがあるのなら
この鼓動こどうが途切とぎれるまで
黙だまって私わたしの手てを引ひいて
あなたの好すきなすてっぷで
星ほしのない夜よるに連つれていって
過あやまち重かさね戻もどれぬ時ときの
思おもいはめくるめく走馬灯そうまとう
だけどいまさら怖こわくはないわ
刹那せつなにすがっていられれば
吊つるされた操あやつり人形にんぎょう
虚うつろな瞳ひとみを見開みひらいて
散ちった桜さくらの木きの下したで
真まっ赤かな覚悟かくごを決きめたなら
この吐息といきが途絶とだえるまで
むりやりに私わたしを汚けがして
あなたの好すきな音楽おんがくで
狂くるおしい夜よるに解とき放はなって
明日あしたの朝あさ 冷ひえた身体からだ
抱だきしめる腕うでがなくたって
最期さいごの瞬間ときは微笑ほほえんで
花はなびらはただ土つちに還かえるの
あなたの手て そっと握にぎったまま
想おもいを委ゆだねていいですか
細ほそいうなじに立たてた爪痕つめあと
もう一度触いちどふれてもいいですか
生うまれ変かわれぬ命いのちなら
このまま堕おちてもかまわない
綺麗事きれいごとで慰なぐさめる
優やさしい時間じかんがあるのなら
この鼓動こどうが途切とぎれるまで
黙だまって私わたしの手てを引ひいて
あなたの好すきなすてっぷで
星ほしのない夜よるに連つれていって
過あやまち重かさね戻もどれぬ時ときの
思おもいはめくるめく走馬灯そうまとう
だけどいまさら怖こわくはないわ
刹那せつなにすがっていられれば
吊つるされた操あやつり人形にんぎょう
虚うつろな瞳ひとみを見開みひらいて
散ちった桜さくらの木きの下したで
真まっ赤かな覚悟かくごを決きめたなら
この吐息といきが途絶とだえるまで
むりやりに私わたしを汚けがして
あなたの好すきな音楽おんがくで
狂くるおしい夜よるに解とき放はなって
明日あしたの朝あさ 冷ひえた身体からだ
抱だきしめる腕うでがなくたって
最期さいごの瞬間ときは微笑ほほえんで
花はなびらはただ土つちに還かえるの
あなたの手て そっと握にぎったまま