夢中むちゅうになれた あの頃ころの僕ぼくらは
気きづかないうちに 僕ぼくの声こえは届とどかない
寂さびれた線路せんろをなぞる様ように 記憶辿きおくたどる
大好だいすきな 食堂しょくどうの自動販売機じどうはんばいきにある
いちごミルク 飲のみたいなあ

口くちずさんで 流行はやりの曲きょくを
僕ぼくは今いまも 覚おぼえてるよ
ねえ みんなも 同おなじ空見そらみて
口くちずさんでるかな

落書らくがきだらけのノート 掻かき集あつめて
変かわらないままの僕ぼくは 取とり残のこされた
爪つめの先見さきみつめてばかりで 上うわの空そらね
微笑ほほえんだお日様ひさまの意地悪いじわるさが健気過けなげすぎて
野球やきゅうボールを投なげ出だした

奥底おくぞこで 寂さみしくなっても
いつかきっと 戻もどれるかな
ノスタルジア 今いまが充実じゅうじつしても
追憶ついおくは終おわらないまま