文字サイズ
よみがな
見惚みほれた慈悲じひ
背徳はいとくまるさま
れない矛盾抱むじゅんかかえて
何処どこはな

がれたすくいのこえ
こころのない博愛主義はくあいしゅぎ

終末しゅうまつのモンタージュ
きみ視線しせん だれ悲鳴ひめい
軽薄けいはく救世主きゅうせいしゅ
はないろときゆだ
忘却ぼうきゃくのモノローグ
きみいのだれ蘇生そせい
平坦へいたん震源地しんげんち
かぜおとにすべてゆだ

やしたちょう羽根はね
ちた擬人観ぎじんかん
嘲笑あざわらうと指切ゆびきるからやめて
もうやめて

つかれた闇夜やみよ
ひかりのないあさめぐ

空白くうはくのナラタージュ
きみ記憶手繰きおくたぐ視界しかい
晴天せいてん白昼夢はくちゅうむ
れたはずのはだ名残なごり

永世えいせいのエピローグ
きみねつつく世界せかい
最愛さいあい独裁者どくさいしゃ
ささちかいすべてきみ

ころした機械きかいとり
おぼえのない寝息ねいきおと

盲目もうもくのプロローグ
きみかげをなぞる思考しこう
聡明そうめい宣教師せんきょうし
うばえるあい実有じつう

身命しんみょうのセパレート
きみ位置いちめる基点きてん
幻日げんじつ懐疑論かいぎろん
ありもしないしろ瓦礫がれき

情景じょうけいのスクリーン
きみ涙隠なみだかくみぞれ
欲求よっきゅう展開図てんかいず
あばうそゆめ相違そうい
空想くうそうのデコパージュ
きみつめこわ宇宙うちゅう
感情かんじょう尊厳死そんげんし
しんじられるうみかえ