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わたそら ひびおと
シンとむねみる 真夏まなつ足音あしおと

去年きょねんおなまちひと
ただひとつちがうのは きみはもういない

夜空よぞらひろがるひかり
ぼくたちをつつんだ
きみわらった ぼくわらった
なつよるこいいた

あのとき かきされた言葉ことば
つたえられないまま
ときながれた 二人ふたりはぐれた
ただそれだけ ただそれだけ…

先行さきゆひと後姿うしろすがた
ぼくいまきみさがしているよ

人波抜ひとなみぬまる
きみ堤防ていぼう
せてはえる 花弁はなびらたちは
なにおもなにおも

ぼくらはゆめをみてたのかな
一瞬いっしゅんひかり
ただいかけて やっとつかんで
ひらくと そこにはもう…

じれば いまかぶ
あの二人ふたり

きみわらった ぼくわらった
とおなつちいさなこい

どれだけ季節きせつめぐっても
ぼくわすれないよ
そらえがいた 幾千いくせんこい
かがやくように かがやくように
ずっと