追憶ついおくと忘却ぼうきゃくの波なみに 踵かかとを委ゆだねては
鐘かねの音ねに向むかうも やがて膝ひざをつき崩くずれる

お互たがいの瞬まばたきが 聞きこえるくらいの距離きょりなのに
いつの間まにか 幕まくは下おりて
乾かわいた拍手はくしゅが鳴なり響ひびく

轍わだちに咲さいた決断けつだんの花はなが
そっと表情ひょうじょうを変かえる瞬間しゅんかんも
この孤独こどくさえ愛いとおしいと嘯うそぶいて
蹴散けちらせぬまま 途方とほうに暮くれる

朝露あさつゆで目覚めざめを迎むかえ 黄昏たそがれを見送みおくる
あっけない歳月さいげつは 足跡あしあとぐらいしか遺のこせず

粗筋あらすじも結末けつまつも 曖昧あいまいな舞台ぶたいに立たち尽つくす
それでもまた 幕まくは上あがる
誰だれかと手てをとり踊おどりだす

枯かれ葉はに染そまる夕去ゆうざりの路みちで
今離別いまりべつの日々ひびを偲しのぶれど
その刹那せつなさえ永遠えいえんに呑のみ込こまれぬように
息いきを弾はずませ 歩あるいてゆく

轍わだちに咲さいた決断けつだんの花はなが
そっと表情ひょうじょうを変かえる瞬間しゅんかんも
この孤独こどくさえ愛いとおしいと嘯うそぶいて
蹴散けちらせぬまま 途方とほうに暮くれる

枯かれ葉はに染そまる夕去ゆうざりの路みちで
今離別いまりべつの日々ひびを偲しのぶれど
その刹那せつなさえ永遠えいえんに呑のみ込こまれぬように
息いきを弾はずませ 歩あるいてゆく

花はなの 尾羽おばねが 誘さそうままに

あゐやゐや あゐやゐやゐや
あゐやゐや あゐやゐや