文字サイズ
よみがな
てつくよる小道こみち しろゆきのうさぎと
ってあるく あののことをおも
薄明うすあかりのなか 吐息といきまでも おたがえる距離きょり
きみぼくほほでる

そっといきをひそめ わらったぬくもりは
まわほししたで ふわり ゆめえた

おおきなおとともとおぎたあおくるま
んだおも一緒いっしょってゆくから

あの瞬間しゅんかんから なにかがちがうの こんなにちかくにいるのに
どうしてきみさわれないの

つめたいなみだにじしてまらない
はじめた透明とうめい冷気れいきが このむねさる
せたきみからだを このささえることさえ
ぼくにはゆるされないまま やがて 夜明よあけが

あさ陽射ひざしのなかあたたかななか
どれひとつ きみ居場所いばしょになれないまま
今君いまきみ何処どこにいるの

づいていたんだ まじわることのないみち
あゆんでいた二人ふたりしあわせは うことは出来できない
とおそらとどくことはないけれど
わらずにきみことあいしてるよ さよなら