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おおきなおなかをかかえながら 元町口もとまちぐちきみわらってた
ぼくわけもわからずなみだそうで ただきみていた
出逢であってからずいぶんって ちょっとまえなら夜中よなかきながら
電話でんわかけてるようなだったのに

プライドもきも ゆめなんてわけ
きみには何一なにひと通用つうようしないや…

まるで女神めがみ きみまえじゃぼくかかえてきたいたみなんて
ちっぽけで すべてをめていま きみ命慈いのちいつくしんでる

おおきなおなかをでながら その眼差まなざしはっすぐに
あのころきみはもういなかった

刹那せつなこいむねいたんだ 青春せいしゅんひかりかげ
一瞬いっしゅんきみえてった…

ちいさないのち ぼくてのひらった あたたかなぬくもりに
なみだこぼれて 身籠みごもったあいいま きみつよきしめてた

何千年なんぜんねんもの歴史れきしなかときにはあらそいのなか
いつの時代じだいもこんなふういのちのリレーがつながれてたんだ

まるで女神めがみ きみまえじゃぼくかかえてきたいたみなんて
ちっぽけで すべてをめていま きみ命慈いのちいつくしんでる
きみ命抱いのちだきしめてる…