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燃もえるような紅あかい体からだに私わたしは100億ひゃくおくの孤独こどくを見みた
自由求じゆうもとめはばたく姿すがたは こんなにも窮屈きゅうくつに見みえるのか
「愛あいする人ひとよ永遠えいえんなれ」と 旅立たびだつ貴方あなたの手ては塵ちりと消きえ
空そらを泳およぐ思考しこうの中なかで 時間じかんは天命いのちを侵おかして行ゆく
北きたの岬みさきでは“其それ”を信しんじて死しを流ながしたと云いう
西にしの塚つかでは“其それ”を求もとめて血ちを穢けがしたと云いう
幸しあわせは此処ここにあるのですか?
夢ゆめの中なかに居いる様ような
貴方あなたが求もとめた其その景色けしきは
ただ徒いたずらに恋こいしくて
酷ひどく疵けがを負おって居いる様ようで
治おさむ気配けはいは無ない様ようだ
しかり、突つきつけたやいばの端はは
鈍にぶく光ひかりをそり返かえす
融とけるような黒くろい瞳ひとみに私わたしは100億ひゃくおくの鼓動こどうを見みた
ひとおもいに 突つき刺させばそう 無限むげんの泉いずみが手てに入はいると
昔誰むかしだれかが“幸しあわせの鳥とり”探さがし彷徨さまよう話思はなしおもい出だす
籠かごの中なかで飼かわれる事ことに“彼かれ”自身幸じしんしあわせで在あったのかな
探さがし求もとめた“其それ”は只ただの鳥とり、に過すぎなかった
形見かたみのやいば 静しずかにうち捨すて 宙そらみて泣ないた
幸しあわせは何処どこにあるのですか?
かつて私わたしが夢見ゆめみた
永遠えいえんなど 無なくても善よかったと
気付きづいたのが遅おそすぎた
まるで塵ちりの様ような物語ものがたり
みすぼらしくも愛あいしてた
肺はいの虫むしが自我じがを喰くう前まえに
そっと伝つたえられたならば
果はて行いく体からだ もう永ながくない 誰だれより私わたしが知しる終末しゅうまつ
ならば唄うたってくれないか そう 幸しあわせ探さがしの鳥とりの唄うたを
幸しあわせは此処ここにあるのですか?
夢ゆめの中なかにいる様ような
貴方あなたが求もとめた其その景色けしきは
輪廻りんねをなぞる宇宙色うちゅういろ
幸しあわせは何処どこにあるのですか?
いつか私わたしが想おもい描えがき
貴方あなたが求もとめた其その景色けしきは
燃もえた生命いのちと惑星ほしの色いろ
自由求じゆうもとめはばたく姿すがたは こんなにも窮屈きゅうくつに見みえるのか
「愛あいする人ひとよ永遠えいえんなれ」と 旅立たびだつ貴方あなたの手ては塵ちりと消きえ
空そらを泳およぐ思考しこうの中なかで 時間じかんは天命いのちを侵おかして行ゆく
北きたの岬みさきでは“其それ”を信しんじて死しを流ながしたと云いう
西にしの塚つかでは“其それ”を求もとめて血ちを穢けがしたと云いう
幸しあわせは此処ここにあるのですか?
夢ゆめの中なかに居いる様ような
貴方あなたが求もとめた其その景色けしきは
ただ徒いたずらに恋こいしくて
酷ひどく疵けがを負おって居いる様ようで
治おさむ気配けはいは無ない様ようだ
しかり、突つきつけたやいばの端はは
鈍にぶく光ひかりをそり返かえす
融とけるような黒くろい瞳ひとみに私わたしは100億ひゃくおくの鼓動こどうを見みた
ひとおもいに 突つき刺させばそう 無限むげんの泉いずみが手てに入はいると
昔誰むかしだれかが“幸しあわせの鳥とり”探さがし彷徨さまよう話思はなしおもい出だす
籠かごの中なかで飼かわれる事ことに“彼かれ”自身幸じしんしあわせで在あったのかな
探さがし求もとめた“其それ”は只ただの鳥とり、に過すぎなかった
形見かたみのやいば 静しずかにうち捨すて 宙そらみて泣ないた
幸しあわせは何処どこにあるのですか?
かつて私わたしが夢見ゆめみた
永遠えいえんなど 無なくても善よかったと
気付きづいたのが遅おそすぎた
まるで塵ちりの様ような物語ものがたり
みすぼらしくも愛あいしてた
肺はいの虫むしが自我じがを喰くう前まえに
そっと伝つたえられたならば
果はて行いく体からだ もう永ながくない 誰だれより私わたしが知しる終末しゅうまつ
ならば唄うたってくれないか そう 幸しあわせ探さがしの鳥とりの唄うたを
幸しあわせは此処ここにあるのですか?
夢ゆめの中なかにいる様ような
貴方あなたが求もとめた其その景色けしきは
輪廻りんねをなぞる宇宙色うちゅういろ
幸しあわせは何処どこにあるのですか?
いつか私わたしが想おもい描えがき
貴方あなたが求もとめた其その景色けしきは
燃もえた生命いのちと惑星ほしの色いろ