本気ほんきの恋こいなんて
しないと思おもってた
僕ぼくの中なかで何なにかが変かわった
暑あつい朝あさ

君きみに近ちかづく影かげ
冷静れいせいでいたい
感情かんじょうとは裏腹うらはらに
苛立いらだちがよぎった

君きみの存在そんざいが
僕ぼくのペースを崩くずす

好すきになるとどうして
楽たのしい気持きもちだけじゃ
いられないんだろう
自由じゆうにしていたいのに
君きみを縛しばるつもりなんかないのに

掻かき乱みだされたくない
そんなふうになるくらいなら
もういらない
やめたいって思おもうのに
壊こわれそうなほどもう好すきみたいだ

蝉せみの声こえはやがて
落おち葉踏ばふむ音おとに
少すこし髪かみの伸のびた
君きみをまた意識いしきして

目めが合あう一秒いちびょうに
本当ほんとうの僕ぼくがいるよ

君きみのことでどうして
気きづけばこんなにも
ムキになってるんだろう
君きみだけがすべてじゃない
君きみがいなくても平気へいきだったのに

掻かき乱みだされたくない
そんなふうになるくらいなら
もういらない
やめたいって思おもうのに
壊こわれそうなほどもう好すきみたいだ