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おだやかひろがる 初夏しょか日差ひざ
雨振あめふねがったのに れてしまった

あのおなじ「れ」だけれど
こころのどしゃぶり みそうにない

あるきなれたみち
ふたりおものこのみち
胸苦むねくるしくて

「もうわりよ」きみった
つないでいた手震てふるえる
いつかると わかってたのに
ぼくなにえずに
二人ふたりきずなはあまりにもろ

とおくでじゃれしあわせなふたり
ぼくらはいつから ちがったのだろう

きみにあげた指輪ゆびわ
いつからつけなくなったの?
わからないよ

永遠えいえんだとしんじていた
しあわせだとしんじていた
いつからだろう きみ笑顔えがお
さみしそうで つらかった

あの そらいたあの花火はなび
ふたりの 永遠えいえんしあわせをちかった
花火はなびは とてもとてもとてもうつくしく
まるで ったぼくらのようで

かがや花火はなびはもうえた

わりたくない 言葉ことばない
おもばかりながれる
つないでいたはなれて
きみかえ

「もう時間じかんね」あるした
きみほほれていて
「ありがとう」と そうえたら
どれだけよかっただろう
最後さいご言葉ことばかぜなか