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有刺鉄線ゆうしてっせんさき さらなるたかみへ きそ二人ふたり
言葉ことばなどいらない 相手あいて横顔よこがおだけ見据みすえて

あた刺激しげき ばしたならとど距離きょりにいても
してそのうことはない たがいをみとってた

「キミの代役だいやくほかだれにもできはしないから」

ともはしってって嫉妬しっとして 背中せなかをずっとっていって
ならんで『なんだこんなもんか』ってわらって

てはない」ってってハッとした 最初さいしょ敵視てきししてて
素直すなおになんてなんでなって、って不思議ふしぎ

おぼえてる?”
おぼえているよ」
「“キミとあゆんだあの日々ひびを”」

蹴躓けつまずきながら さながら夜空よぞらとどきそうなほど
はしつづけてた たとえもうとなりに ねぇ、キミがいなくなっても

“なんでそんなかなしいをしてそら見上みあげるの?”

さきはしってくっていったって 限度げんどあるってなんて勝手かって
はしってもはしってもいつけないよ

“ウチのちッ!ってなんて冗談じょうだんじゃん ちゃんとわらっていてないで
目指めざ場所ばしょがあって頑張がんばっていたんでしょう?”

わすれない」
“……わすれていいよ”
「キミのその姿すがたを」“わたし存在そんざいを”

かないで。ここはまだみち途中とちゅうだから”
まえこう つらいけどキミがのぞむのならば……!

となりでもっともっともっとって 一緒いっしょにずっとずっとずっと
すすめると理屈りくつなくしんじてた
どうしてなんでなんでなんでって いてたってなんもなくて
ばしてももうとどかない距離きょり

ともはしってって嫉妬しっとして 背中せなかをずっとっていって
ならんで『なんだこんなもんか』ってわらって
さきはしってくっていったって 限度げんどあるってなんて勝手かって
はしってもはしってもいつけない
わすれない---わすれないから。最高さいこうのライバルを