手てのひらの絶望ぜつぼうと 引力いんりょくに揺ゆれる欲望よくぼうと
閉とじ込こめたガラスに 光ひかる真実しんじつを

目めを逸そらしてた 隣となりの世界せかいに浸ひたる
手てに入はいらない 星ほしを数かぞえてた

幾千いくせんの後悔こうかいが 突つき刺さしたのは 可能性かのうせいで
それでも ただ見みつけて

今いま 見失みうしなったはずの 明日あしたも昨日きのうも
痛いたみも叫さけびも 逃のがれられない世界せかいで

高たかい空響そらひびく 誓ちかう声強こえつよく
いつか振ふり返かえって 笑わらえるようにと願ねがった

抱かかえた幻想げんそうと 日常にちじょうを拒こばむ憂鬱ゆううつと
映うつった窓まどと 届とどかない指先ゆびさきと

臆病おくびょうな選択せんたくで 閉とざした扉とびらが錆付さびついて
先さきを乞こうように 繰くり返かえすメロディ

曖昧あいまいな言葉ことばだけ 飾かざれない理想りそうで
それでも 残のこすから

今いま 見みえていた光景こうけいも 僕ぼくと君きみの距離きょりも
右手みぎての温度おんども 変かわり続つづける世界せかいで

照てらした陽赤ひあかく 握にぎった手固てかたく
いつか振ふり返かえって 笑わらえるようにと願ねがった

置おいてきた物ものも 手てに入いれた物ものも
意味いみがあるのかな

回まわってた日々ひびと 止とまってた僕ぼくと
重かさなる明日あしたを