むかし みた 夢ゆめの続つづき 思おもい出だせないの
空そらに 届とどかない手て 今いまも伸のばしたまま

陰かげる月つき 響ひびく闇やみ 遮さえぎられる世界せかい
止とまらない 人ひとの波なみ 振ふり上あげた声こえも
埋うもれてく

空そらに届とどきそうなビルの その上うえには 何なにがあるの
まだ見みえない 私わたしに気きづいて

きみが みた 夢ゆめの続つづき 教おしえてくれないか
少すこし 近ちかづいた手て 掴つかみ取とれそうな

強つよい風かぜ なびく髪かみ 吹ふき飛とばされそう
削けずられた空そら 日差ひざし 背伸せのびをしてても
届とどかない

天てんに届とどきそうな君きみの その瞳ひとみに 何なにが映うつるの
手てを 掴つかんで

足あしもとから 見みえる世界せかい 忘わすれずにいたい
ここにいた事こと 残のこすため 変かわらない歌うた

空そらに届とどきそうなビルの その上うえまで 登のぼりたいと
今見上いまみあげる 私わたしがいるよ

むかし みた 夢ゆめの続つづき 今作いまつくりだす