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孤独こどく足音あしおとひびしずかな空白くうはく
見慣みなれたこの景色けしきすらもなぜかせつなくて
階段かいだんのぼりつめればなつかしいとびら
とびらこうの世界せかいぼく理解わかるのかな

ぼくはこの場所ばしょなにもとめてたのだろう
かえおもいのなか 苦悩くのうえて 孤独こどくえて
こたえさがしに…

あこがれたあの情景じょうけい かなわぬままにとき
せつなくて…はかなくて…
おもいはふかくて…
えなくて…めて…
だれよりもよわいのに
かなしくて…さみしくて…
一人ひとりこわくて…

理解わかってた でも夢見ゆめみ
理解わかりたくなかったから
いくつのよる一人ひとりふるえてたのだろう

ぼくはこの場所ばしょなにっていたのだろう
かえおもいのなか
苦悩くのうえて 孤独こどくえて
こたえさがしに…

えなくて…めて…
だれよりもよわいのに
かなしくて…さみしくて…
一人ひとりこわくて…
ときいま このぼくかなしみの理由わけおく
こわくない「ぼく」だから とびらひらくよ

大切たいせつな「なにか」がえない かなしい時代ときだから
今揺いまゆるぎない「ぼくを」をむねぼくえるから…

わすれないで…わすれないで…
このうたのこすから
ぼく」でいるぼく意味いみ きっとあるから…

いまそっとぼくいた 一輪いちりんしろはな
このなみだこわれぬように ぼくにくちづけた

はなさない…はなさない…
ぼく」のままの純粋じゅんすい
永遠えいえんに…ちかうから…
ぼく」でいるから…

ゆめのようなやさしいかぜからだゆだねた
なみだかなしみも孤独こどくいまわすれて…