蒼あおい天井てんじょう 手てを伸のばした
何なにもないなら 名前なまえを与あたえよう
虚無そらに描えがく絵空事えそらごとで
信しんじる意味いみを書かき換かえていく

踊おどれ quadrillion
ありふれた生命いのち ありきたりな夢ゆめに溺おぼれ
不眠症ふみんしょうの羊ひつじ まどろみのまぶた 映うつり込こむ虹硝子にじガラス
刻きざめ quadruple
空からの水槽すいそうに透明とうめいな希望きぼうを注そそぐ
そこに眠ねむるのは

かみさまはどこ 風かぜに問とえば
「お前まえの中なかに在いる」と空耳そらみみを聴きく
鈴生すずなりに待まつ知ちを拒こばんで
ただ愚おろかな楽園エデン

踊おどれ quadrillion
ありふれた生命いのち ありきたりな歌うたを奏かなで
不安定ふあんていな数字すうじ くちびるは靜しずか 泳およぐ真綿まわたの金魚きんぎょ
閉とざせ quadrangle
空からの水槽すいそうを聡明そうめいな虚構きょこうで満みたす
永久とわに隠かくされた