ひとりぼっち
不確ふたしかな声こえを僕ぼくは探さがして
まぶたの奥おく 残のこっていた

冷つめたく通とおり抜ぬけてく
何度なんどだって今いまなら笑わらってやるのに

瞬またたく星ほしも 虫むしの鳴なき声ごえも さざ波なみの音おとも
今いまなら聞きこえるのに
君きみの笑顔えがおも 泣ないてる顔かおも 怒おこった顔かおも
僕ぼくに見みせてよお願ねがい

見失みうしなった希望きぼうも 奪うばわれていった幻想げんそうも
追おいかけるチカラも無ないよ
もしもこのまま君きみに 出逢であえない世界せかいなら
いっそ僕ぼくごと消きえてしまえばいい

冷つめたく通とおり抜ぬけてく
無音むおんの風かぜが僕ぼくを乗のせて運はこぶよ

どうやら朝あさがきたみたい
まだ見みえないよ 空そらの色いろも君きみの姿すがたも

見失みうしなった希望きぼうも 奪うばわれていった幻想げんそうも
追おいかけるチカラも無ないよ
もしもこのまま君きみに 出逢であえない世界せかいなら
そんなもの僕ぼくは要いらない

これが運命さだめというなら なんて未完成みかんせいなストーリー
振ふり返かえる権利けんりもないの
まだきっと続つづいてゆく 君きみの世界せかいの中なかに
僕ぼくがそこに居いた証明しょうめいが 綺麗きれいなままでいますように