文字サイズ
よみがな
のない街明まちあかりで
あなたをとおくにかんじてしまう
ほし出会であうガラスケースから
れてかないで

記憶きおく辿たどった面影おもかげ
わりをげる小鳥ことりおど
つめたいシーツにもれたくて
呼吸こきゅうめても
ローソクがともる
とどかない岸辺きしべ
げてく あめ

へだたれたこのおもさえ
そらかるはしになる
ほしになるあなたははやすぎたわ
じれば、ほら
まだあののまま

狭間はざまこぼしたなみださえ
手繰たぐせるいとになる
また明日あしたれば
はなればなれになるけれど
いま静寂しじまける

たわいもない月明つきあかりで
いきづくようなプラネタリウム
真昼まひるわらずまたたいてる
わたし半歩先はんぽさきらしながら

極彩色ごくさいしき絨毯じゅうたんひろげて
真新まあたらしいくつらしてちわびる
ながかわは ミルクのように
んでほどける 月立つきたちの夜空よぞら

くぐもってかすんだふるえる言葉ことばさえ
あなたをかぜになる
いまはただやさしいぬくもりだけ
いたまま一人ひとり
今日きょういてるの

へだたれたこのおもさえ
そらかるはしになる
ほしになったあなたはとおすぎるけど
じれば、ほら
まだのまま