乾かわいた声こえが響ひびく
光ひかりが差さす夢ゆめはもう過去かこに
くすんだ時ときが流ながれ
闇やみを統すべる者ものはもういない

どれだけこの世よの罪つみを嘆なげいても
谺こだまが揺ゆらぐだけ

いつか交まじわる日ひが来くるのなら
ここで今君いまきみとすれ違ちがおう
明日あすも見みえないこの闘たたかいに
運命さだめを預あずけよう
希望いのりが果はてるまで

泣なき出だした眠ねむる街まち
この刃やいばに全すべてを隠かくして
燃もえる偽いつわりの城しろ
それは崩壊ほうかいの引鉄ひきがね

どんなに愛あいを求もとめて足掻あがいても
鎖くさりに惑まどうだけ

やがて消きえていく幻まぼろしでも
消けせない傷跡きずあとを残のこしていく
今日きょうも痛いたみだけの胸むねを抱だき
争あらそい続つづけよう
誰だれよりも哀かなしく

「何故なぜ」
「何故なぜ」
問といかけた声こえも
残響ざんきょうに消きえてく

いつか交まじわる日ひが来くるのなら
ここで今君いまきみとすれ違ちがおう
昨日振きのうふり返かえらない誓ちかいに
運命さだめを預あずけよう
貴方あなたを守まもるため

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