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手紙てがみは眠ねむる倒たおれた兵士へいしの胸むね
届とどかぬ想おもい願ねがいを閉とじ込こめて
大事だいじな誰だれか守まもると誓ちかった手ては
他ほかの誰だれかを傷きずつけ壊こわしてゆく
あの日ひと同おなじ広ひろい空そらには
今いまも境界線きょうかいせんなどないのに
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
理由わけも知しらないまま
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
いつかみた空そらの下したで
言葉ことばはいつも見みえない色いろを帯おびて
世界せかいはやがて崩くずれたパズルとなる
正ただしさなんて
どこにもなくて
ただ目めの前まえに広ひろがる瓦礫がれき
「君きみが僕ぼくと戦たたかう」
これが罰ばつだとして
「君きみが僕ぼくと戦たたかう」
罪つみを教おしえてほしい
やがて命いのちが
果はてるのならば
君きみは僕ぼくの手てで
僕ぼくは君きみの手てで
誰だれが笑わらうのですか
嘆なげきの向むこう側がわで
いつか醒さめるのですか
狂くるったこの悪夢ゆめは
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
理由わけも知しらないまま
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
いつか見みた虹にじの下したで
届とどかぬ想おもい願ねがいを閉とじ込こめて
大事だいじな誰だれか守まもると誓ちかった手ては
他ほかの誰だれかを傷きずつけ壊こわしてゆく
あの日ひと同おなじ広ひろい空そらには
今いまも境界線きょうかいせんなどないのに
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
理由わけも知しらないまま
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
いつかみた空そらの下したで
言葉ことばはいつも見みえない色いろを帯おびて
世界せかいはやがて崩くずれたパズルとなる
正ただしさなんて
どこにもなくて
ただ目めの前まえに広ひろがる瓦礫がれき
「君きみが僕ぼくと戦たたかう」
これが罰ばつだとして
「君きみが僕ぼくと戦たたかう」
罪つみを教おしえてほしい
やがて命いのちが
果はてるのならば
君きみは僕ぼくの手てで
僕ぼくは君きみの手てで
誰だれが笑わらうのですか
嘆なげきの向むこう側がわで
いつか醒さめるのですか
狂くるったこの悪夢ゆめは
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
理由わけも知しらないまま
「僕ぼくは君きみと戦たたかう」
いつか見みた虹にじの下したで