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よみがな
チェックのシャツがかぜにふくらむ
うしろ姿すがた
なみをバックにきつけたかった
まぶたのおく
それははかない日光写真にっこうしゃしん
せつないかげろう
むねのアルバムじるるの
こわかったずっと
くもかげがあなたを横切よこぎり……
おもにひかれて
ああ ここまでたけれども
あのころの二人ふたりはもうどこにもいない

カンナのはなえてゆれてた
中央分離帯ちゅうおうぶんりたい
どこへこうかちどおしかった
にちよう
いつかさそってむかしのように
わらいころげたい
うらまないのもかわいくないでしょう
だからにせずに
ドアをけてなみをきこうよ……
おもにひかれて
ああ ここまでたけれども
あのころの二人ふたりはもうどこにもいない

おもにひかれて
ああ ここまでたけれども
あのころの二人ふたりはもうどこにもいない
おもにひかれて
ああ ここまでたけれども
あのころの二人ふたりはもうどこにもいない
おもにひかれて
ああ ここまでたけれども
あのころの二人ふたりはもうどこにもいない