君きみはまだ憶おぼえてる?
初はじめて出会であった
あの海辺うみべ ふたりで
日曜にちようの午後ごご 遊あそびに行ゆこう

6月ろくがつの雨あめ
相合あいあい傘がさできみの肩かた
ぬれないように
抱だき寄よせて

いつもふたり手てをつなぎ
どんな日々ひびも全すべての場面ばめんを
見みつめたい
痛いたみも喜よろこびもきみの隣となりで
波なみが寄よせ 無造作むぞうさに銀ぎんのリングを
くすり指ゆびにすべらせて
ねえ ずっと 好すきでいても いいかい?
うなずき笑わらい涙なみだ

君きみはまだ憶おぼえてる?
江えノ島しまの奥おくで
鐘かねの下した 小ちいさな結婚式けっこんしきだ
なんて おどけた

6月ろくがつの今いま
教会きょうかいの鐘鳴かねなり響ひびく中なか
あの季節重きせつかさね

いつもふたり手てをつなぎ
どんな日々ひびも全すべての場面ばめんを
忘わすれない
長ながく続つづく道みちをきみの隣となりで
白しろい鳥とり 空そらに舞まい ベールめくり
誓ちかい 重かさね 口くちづけて
ねえ ずっと好すきでいてもいいかい?
うなづき笑わらい涙なみだ