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ゆるほのおあめ
大地焦だいちこがし そそ

ほそつき紅蓮あか
めた覚悟かくご ゆみしぼ

じたつめるあなたが
まことかぜおこすためなら
たとえそられようと うみれようと
このにかえて 無事ぶじいの

幾千いくせんもの おもいのつゆ
あなたにあふながれゆく
あの背中せなか 見送みおくったなみだ
ほこらしきみちをただたた

ゆめはおぼろ ときはかげろう
それでもきないねがいよ
この空見上そらみあむすんだこころ
あなたがもど

背負せおうそのいたみを
ぬぐれぬ距離きょりがはがゆく

けるそらまど
ほしのように たたず見守みまも

くだ水面みなもらめく
このごうあいですくい
波枕なみまくらよ まどろみであなたをつつんで
なみだもいとおしさへかえ

幾千いくせんもの鼓動こどうかず
まれるちかい ただひとつ
永久とわよりなが孤独こどくいても
あなただけ らしつづけたい

かぜさやかに ゆめひとえに
えないほどそばにれる
あなたの記憶きおく そのひとかけらが
きてくわたしのすべて

命注いのちそそしずくたち
とがいわさえもけずっていつか
あいうつわいながら
このうでへとながいて

幾千いくせんもの おもいのかわ
あなたをつつうみになれ
みちとおくとも ここへつながって
たましい千里せんりえてく

ゆめいのち あいかがみ
えないほどそばにれる
あなたの記憶きおく そのひとかけらが
いつでも わたしのすべて