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いまはまだちいさいカケラだけど きしめてはなさないで
ひろげたそらこう くもほどいていくよ

ねむれないよる 彷徨さまよ記憶きおくなか
呼吸こきゅうめてひとりくしていた
星屑ほしくずうみ 意識いしきなか
みみませてきみこえさがしていた

わりないゆめのその隙間すきま
ほそ両手りょうてで こじけて

くるしくてさけんだこえも いつかながしたなみだ
まえらしてくれるヒカリにわる
いまはまだちいさいカケラだけどきしめてはなさないで
ひろげたそらこう くもほどいていくよ

月明つきあかりさえとどかないきりなか
思考しこうをやめて ただはしつづけた
たしかなものはなにひとついけれど
世界せかいすみかすかなヒカリはなてたら

途切とぎ途切とぎれだったゆめつづきを
華奢きゃしゃなそのげて

傷付きずついていた弱音よわねうしなうことのこわさも
道標みちしるべとなってきみをてらしてくれる
だからもうまよわなくていいよ かさねた手離てはなさないで
見上みあげたそらこう にじつないでいくよ

あめってかぜいて それでもかがやけるんだ
自分じぶん」という羅針盤らしんばんみちびいてくれる
いまはまだちいさい勇気ゆうきだけど めておそれないで
ひろげたそらこう くもほどいていくよ