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よみがな
制服せいふく上着うわぎ
ハンガーにかけて
ぼんやりながめた

さっきまではしゃいで
寝転ねころんでつけた
さくらばな

クラスメイト以上いじょう
境界線越きょうかいせんこえて
きみとははなせないまま

卒業そつぎょうアルバム
すみっこ
ちいさく「きだ」といた

出逢であえてかった
こころからそうおもえるるのかな
まだまだせつないよ
最後さいごならんで
かたった写真しゃしん宝物たからもの
きらきらきらめいた

きながらわらいあう
三月さんがつあおそら
見上みあげたさき旅立たびだとう

いまからあつまろう」
いつものおみせ
あさまでさわごう

おもえばいつだって
だれかがへこめば
だれかがはげましてきた

そろ壁紙かべがみ
春色はるいろポートレート
着信ちゃくしんたびひかった

かえりたくないよ
みんなうたえばそれだけでたのしくて
はやばやとすぎてく
アダ
無限むげんつづくとしんじた三年間さんねんかん
ゆらゆらゆらめいた

いつもなにさがして
あそんであるいたみち
かえらずに旅立たびだとう

あのおなようそら
一筋ひとすじくもはしってく
たのしいことばっかりじゃない
間違まちがいだってかまわない
ひとつずつおもいを未来みらいすすめよう

偶然ぐうぜんどこかで
すれちがってもおたがいにからない
ばらばらになってく
だけどそれでいい
おも写真しゃしんなかめて

出逢であえてかった
いまなら気持きもちを素直すなおえるのに
ただただあいたいよ
最後さいごならんで
かたった写真しゃしん宝物たからもの
きらきらきらめいた

きながらわらいあう
三月さんがつあおそら
見上みあげたさき旅立たびだとう