何なんだってすぐにこんな風ふうに
溶とけ去さってしまうの
夢ゆめだってすぐに立たち消きえて
笑わらって済すますでしょう
残のこるものは何なに
ほんとのこと
歩あるいて来きた道みちで
もぎ取とった何なにか
喉元のどもとに
つかえたままのsignal

I gotta goin'
keep believin'

昨日永きのうながらえた怒いかりなら
見込みこみはあるのでしょう
尖とんがったネジをギリギリと
焔ほむらを放はなつまで
許ゆるさなくていい
自分じぶんのこと
錆さび付ついた心こころを
足たりない答こたえと
苛立いらだちを
逆立さかだてて進すすむの

空そらの蒼あおが
そのまま海うみへ落おちて行ゆく
雨あめを運はこぶ風かぜの行ゆく丘おかへ
遠とおく光ひかる
銀色ぎんいろの雲呼くもよび寄よせて
澄すんだ声こえで歌うたい出だす

いつか……

泣ないて放はなたれる想おもいなら
手放てばなして構かまわない
転ころがってみれば
少すこしずつ
何なんとか動うごくでしょう
残のこらなくていい
ギリギリで手てにした光ひかりから
逃にげ出だした夜よるの
私わたしの事こと
私わたしは許ゆるさないわ