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それはとおむかし ゆめちたセカイ
ながときなかすなもれた過去かこ

本当ほんとうってた それはいつか わりが時間じかんだと
たとふかきずついても はなれたくなかった

あの頃聞ころきいたメロディを ちいさなこえうたった
とおるようなはかなかがやきはえずに

そのは このは あのおぼえている
くもりのおもいだけは たしかにあったから
なにより だれより 未熟みじゅく弱虫よわむし
唯一ただひとつも えられない そんな自分じぶん

そして旅路たびじさき 辿たどいたセカイ
ひどよごれたいろまみれた未来みらい

だれかれまよなやむ そのさきには 自己矛盾じこむじゅん
ひとつのもの まもために いくつこわしただろう

せたのはぼくかな 耳塞みみふさぐのはきみかな
えないかげおびえた 姿すがただれだろう

どれほど どれほど ただしささがしたって
そのセカイはここではない ことをたしかめただけ
それなら それなら このつくればいい
いたいほどに ひびわたおとあふれた

精一杯せいいっぱい つよがったって 全部全部ぜんぶぜんぶ 否定ひていしたって
どうせみんな 者同士ものどうし だませやしないさ
るはずない こたさがして ここではない 何処どこ目指めざして
かけがえない いたみをいて ぼくくよ