チクタク目めが覚さめ 夜更よふけにどこからともなく聴きこえてくる
不意ふいに訪おとずれて 遠とおい夜空よぞらへと僕ぼくを連つれ出だしていく

記憶きおくを呼よび覚さますドラムロール
魔法まほうにかけられた風かぜのホーン

夢ゆめかまことか はたまた幻まぼろし 誰だれかのいたずらでしょうか?
ふわり浮うかんで見下みおろした 僕ぼくの体からだから離はなれていく

マシュマロ雲ぐもに揺ゆれながらダンス
踊おどりだした月つきと星ほしのステップ

さぁパレードに行ゆくよ 時計仕掛とけいじかけのココロを解とき放はなつ
SO SWEETな旋律せんりつ 鳴なり止やまない真夜中まよなかへエスコートしたら
どこでもどこまでも あてなどない気きままな大行進だいこうしん

稲妻いなづまが彼方かなたからやってくる 雄叫おたけびをあげながらやってくる
捨すてられたおもちゃ 石いしころ 四角しかくい自動販売機じどうはんばいき みんなに命いのちを与あたえながら
花はなや虫むしたちも言葉ことばを使つかいだす おもいおもいの歌うたを歌うたいだす
そして長ながい行列ぎょうれつは夜空よぞらを駆かける まるで流星りゅうせいのように まるで流星りゅうせいのように

笑わらい声ごえだけ重かさなるオーケストレイション
ドレミファソラシケセラセラシド

まだパレードは続つづく 飾かざり立たてたドレスを脱ぬぎ捨すてて
そうSMILEの競演きょうえん 悲かなしみを忘わすれる世界せかいへ誘いざなうなら
もしかして会あえる? さよならさえ巻まき戻もどして欲ほしい…

そろそろパレードは終おわる 時計仕掛とけいじかけのココロを組くみ立たてて
Ahドタバタな演出えんしゅつ 遠とおざかっていくエチュードが聴きこえる
それではこれまで 祭まつりの後切あとせつない帰かえり道みち
もう戻まどらなくちゃ 振ふり返かえれない現実げんじつへの大行進だいこうしん

チクタク目めが覚さめ 差さし込こむ朝陽あさひに眩まぶしく目めを細ほそめる
いつかもう一度いちど 遠とおい夜空よぞらへ パレードに連つれていって