握にぎりしめたか細ぼそい指ゆびで キミは何なにをつかんだのでしょう
急いそぐ日脚ひあしは矢やよりも速おそし 真昼まひるのうちに…
野のに咲さく百合ゆりのようにただ…

吹ふき荒あれてる風かぜに揉もまれ キミは何なにを勝かち得えたのでしょう
わざやむる夜よるの来くるは早はやし 夕日射ゆうひさす間まに…
野のに咲さく百合ゆりのようにただ…

御霊下みたまくだり 愛あいの炎ほのお 冷ひえた心こころに燃もやしたまえと
捧ささぐ歌うたに力ちからはなく それでも口くちずさんでるよ

渡わたる日影ひかげの過すぎぬ間まに…
涼すずしき風かぜの絶たえぬ間まに…
花はなの上うえのきらめく露つゆの消きえぬ間まに 消きえぬ間まに…

祈いのりは口くちより出いで来こずとも 誠まことの思おもいは閃ひらめくなり
野のに咲さく百合ゆりのようにただ…

火ひは心こころの底そこに潜ひそみ 隠かくるる炎燃ほのおもえ立たつ今いま
捧ささぐ歌うたに力ちからを込こめ 響ひびけ誇ほこらしき調しらべよ

渡わたる日影ひかげの過すぎぬ間まに…
涼すずしき風かぜの絶たえぬ間まに…
花はなの上うえのきらめく露つゆの消きえぬ間まに
Hang in there my friend!

海うみ 朝日昇あさひのぼり 百合ゆりは咲さき誇ほこり
海うみ 朝日昇あさひのぼり 百合ゆりは咲さき誇ほこり