タリラーリータッタラー
僕ぼくは恋こいした盲目もうもくの彼女かのじょに恋こいをしたの
僕ぼくの右目みぎめを君きみにあげよう
見みえる世界せかいは二人ふたりで一ひとつになるよ

タリラーリータッタラー
耳みみも聞きこえず彼女かのじょにこの美声びせいは届とどかない
それならばほら僕ぼくの左ひだりの耳みみをあげよう
素敵すてきな音楽おんがくに乗のせて歌うたおう
君きみへの愛あいをモウモク的てきに
君きみはそのほほ笑えみを崩くずさず

タリラリラーリーラ
抱だきしめてあげるから
薄うすい体からだを優やさしく
剥はがれないよう丁寧ていねいにくちづけを
君きみの気きが済すむまで

タリラーリータッタラー
君きみの可憐かれんなその姿すがたに僕ぼくはただ見みとれる
完璧かんぺきな美びを永遠えいえんの美びを君きみは持もってる
憎々にくにくしい程ほどに僕ぼくの心こころは
かき乱みだされてしまいました
君きみのそのほほ笑えみは毒どくだね

タリラリラーリーラ
月つきの下したで踊おどろう
足あしが不自由ふじゆうな君きみは
僕ぼくが支ささえてあげるから怖こわがらず
身みを任まかせてほら

タリラリラーリーラ
額縁がくぶちに収おさめられた
彼女かのじょは表情変ひょうじょうかえず
僕ぼくは求愛何度きゅうあいなんども繰くり返かえすの
絵えの中なかの彼女かのじょに