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きとおる時間じかん 秘密ひみつのボート
みずうみにつまさきをげだして
あそばせたら、しずくみずかんむり
ただそこにあって だいじなもの

みんながまわりにいてくれるから
ひとりでいることもたのしめる
ひとりじゃない
づけば また微笑ほほえみは
ほら だれかをおもかべた

人見知ひとみしりをする少女しょうじょいま
むねとびらかくれてる
大好だいすきをどうにかつたえようとして
はしゃぎすぎて あとからちこんだり

未完成みかんせいなわたしのこころ
不完全ふかんぜんなかたちをしてる
なみだつ夢見ゆめみほし姿すがた
水鏡みずかがみれながらうつした

たくさん心配しんぱいかけてしまった
たくさんしかられてもいたけれど
かぞえきれないくらいのあいをもらった
ひかかさなって きらきらする

ひとりでもきていけるようにと
毎日まいにち あこがれをいかける
だけど ひとりできるわけではないと
かぜこえこえてる

とおたかは あのひとのようとか
このはなは きみに似合にあうとか
そんなことばかりをかんがえはじめて
いたくなる
スカートのくさをはらう

俯瞰ふかんでみてあらためて
つつまれてるひろ風景ふうけい
はなんで やさしさもって
わたしをってくれている場所ばしょかえろう

みつめなおせるよ 彷徨さまよっていても
いのちのそばにあるみずうみ
たましいしずかに れることもなく
そのふかさで自分じぶんいかけてる

未完成みかんせいなわたしのこころ
不完全ふかんぜんなかたちをしてる
なみだつ夢見ゆめみほし姿すがた
水鏡みずかがみれながらうつした