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あっというにもうそと世界せかいあさになっていた
あっというにもう扇風機せんぷうき季節きせつわっていた
あっというにもう近所きんじょ少女しょうじょ大人おとなになって
はっとしているすき自分自身じぶんじしんがわからなくなった

あっという想像そうぞう世界せかいではぼくはスターになってるよ
あっという妄想もうそう世界せかいではきみれているはずなのに
はっとしているすき感覚かんかくがなくなってしまうよ
あっというにクローン
だんだんだんだんおかしくなっていく

「タッチした感覚かんかく、クローン」

あっという轟音ごうおんのステージでギャンギャンさわいでいるのさ
あっという6畳一間ろくじょうひとま部屋へや一人嘆ひとりなげいているのさ
はっとしているすきにきっとぼくらはわっている
あっというにそう、もう一人ひとり自分じぶんとバトンタッチしている

タッチした感覚かんかく、クローン
タッチした感覚かんかく、スローモーション

「タッチした感覚かんかく、クローン」