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町外まちはずれ 小売店こうりてんで
古ふるぼけた 靴くつをはいて
臆病おくびょうに 息いきを飲のんで
耐たえてた あの頃ころ
楽観らっかんと虚うつろ眼差まなざしは 何なにかしら自傷気味じしょうぎみで
面影おもかげがポツリ流ながれ出だしたら
シンデレラ逸話いつわ 始はじまりね
モノクロ鏡きょうを眺ながめ
悴かじかんだ手てを握にぎり
辛つらい未来みらい 目めを反そらして足元向あもとむく
色眼鏡いろめがねを翳かざして
籠かごの中なかを見みるような
世界せかいが確たしかに眩くらんでゆく
『あの時魅ときみてた幻まぼろし』
的外まとはずれ 商人ディーラーが
取引とりひきと 手てを出だして
不可思議ふかしぎに 崩くずれた
あの顔かお 怖こわくて
客観きゃっかんと淀よどむ眼差まなざしは どこかしら自虐的じぎゃくてきで
ロボットの様ように働はたらき詰づめて
死出しでの旅路たびじへ 赴おもむくの?
モノクロ鏡きょうを眺ながめ
悴かじかんだ手てを離はなし
辛つらい未来みらい 目めに入はいり足元向あもとむく
色眼鏡いろめがねを翳かざして
お金かねになるんだとか
世界せかいが確たしかに暗くらんでゆく
『あの時魅ときみてた幻まぼろし』
頭あたまごなしに言いい訳わけばかり
向むかい風かぜ 逃にげて進すすみ
肯定こうていだけ重かさねては泣なき寝入ねいり
「自分じぶんの色味いろみを出ださせて」
「自分じぶんの名前なまえを書かかせて」
「貴方あなたは嫌きらいだ嘘うそつき」
『ボクもやっぱ勇気出ゆうきだそう』
代かわり映ばえない世界せかいは
幸しあわせそうに見みえて
つまらないんじゃないの
「死しんだ人ひとのようにさ?」
ねえモノクロ鏡きょうを眺ながめ
悴かじかんだ手てを握にぎり
辛つらい未来みらい 前向まえむいて進すすんでく
昔むかしを嘆なげくよりも
籠かごから出でて感かんじて
世界せかいが確たしかに伸のびてゆく
モノクロ景色途切けしきとぎれた
『あの時魅ときみてた幻まぼろし』
古ふるぼけた 靴くつをはいて
臆病おくびょうに 息いきを飲のんで
耐たえてた あの頃ころ
楽観らっかんと虚うつろ眼差まなざしは 何なにかしら自傷気味じしょうぎみで
面影おもかげがポツリ流ながれ出だしたら
シンデレラ逸話いつわ 始はじまりね
モノクロ鏡きょうを眺ながめ
悴かじかんだ手てを握にぎり
辛つらい未来みらい 目めを反そらして足元向あもとむく
色眼鏡いろめがねを翳かざして
籠かごの中なかを見みるような
世界せかいが確たしかに眩くらんでゆく
『あの時魅ときみてた幻まぼろし』
的外まとはずれ 商人ディーラーが
取引とりひきと 手てを出だして
不可思議ふかしぎに 崩くずれた
あの顔かお 怖こわくて
客観きゃっかんと淀よどむ眼差まなざしは どこかしら自虐的じぎゃくてきで
ロボットの様ように働はたらき詰づめて
死出しでの旅路たびじへ 赴おもむくの?
モノクロ鏡きょうを眺ながめ
悴かじかんだ手てを離はなし
辛つらい未来みらい 目めに入はいり足元向あもとむく
色眼鏡いろめがねを翳かざして
お金かねになるんだとか
世界せかいが確たしかに暗くらんでゆく
『あの時魅ときみてた幻まぼろし』
頭あたまごなしに言いい訳わけばかり
向むかい風かぜ 逃にげて進すすみ
肯定こうていだけ重かさねては泣なき寝入ねいり
「自分じぶんの色味いろみを出ださせて」
「自分じぶんの名前なまえを書かかせて」
「貴方あなたは嫌きらいだ嘘うそつき」
『ボクもやっぱ勇気出ゆうきだそう』
代かわり映ばえない世界せかいは
幸しあわせそうに見みえて
つまらないんじゃないの
「死しんだ人ひとのようにさ?」
ねえモノクロ鏡きょうを眺ながめ
悴かじかんだ手てを握にぎり
辛つらい未来みらい 前向まえむいて進すすんでく
昔むかしを嘆なげくよりも
籠かごから出でて感かんじて
世界せかいが確たしかに伸のびてゆく
モノクロ景色途切けしきとぎれた
『あの時魅ときみてた幻まぼろし』