ねえ きれいだね 冬ふゆも夜よるも透すき通とおって
ねえ あの橋はしの名前なまえは
ああ 飛とんでいくね 飛行機ひこうきがひとつ
ああ もうあんなに遠とおくへ

1月いちがつの匂におい 並ならんだビルのかたち
同おなじものを見みて きみは誰だれかを想おもってる

ああ 恋こいをしたら世界中せかいじゅうが煌きらめくはずだった
ああ さよならより遠とおい場所ばしょがあると知しらなかった

もう帰かえろうか きみが振ふり向むいた
ああ 雪ゆきになればいいのに

前触まえぶれもなく 不安ふあんも希望きぼうもなく
ただきみの名前なまえを ひとり夜空よぞらにつぶやいた

そう あれはまるで湖みずうみのように静しずかなはじまりで
ああ 誰だれかのこと守まもりたいと初はじめて思おもった
ああ 恋こいをしたら世界中せかいじゅうが煌きらめくはずだった
ああ さよならより遠とおい場所ばしょできみが笑わらってる
きみが笑わらってる