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ときぼくめて またけるんだ
さっきえたばかりでも またしばらくのわか
そっとうごくあなたのほそかた
いたい日々ひびうたえど はかなゆるとき

さきなどさだめぬまま

いっそ ねえ 二人ふたりきり何処どことお世界せかいへと
最終列車さいしゅうれっしゃられ ゆるやかにおうか
何処どこへでもけそうながするから

わかれベルの沈黙ちんもくやぶった
いたい」「いつもそばにいて」そうあなたがたび

ねつびたその口元くちもと

いま むねがれ けそうな
最終列車さいしゅうれっしゃられ ぼんやりちゅううんだ
まるであなたのこえさがよう

ときぼくからんではほどけない
でもね なんだかすこしずつほどけてく
しもあなたがぼくこたえなら こんなわかれなどしあわせさ

そしてむねがれ けそうになるのさ

最終列車さいしゅうれっしゃ一人ひとり かえ場所ばしょさがしては
ああいとしいしずかにつぶやいたんだ
何処どこへでもけそうながするから