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白銀はくぎん夜空よぞら まる野原のはら
とおくの雷鳴らいめい ゆだねた
ふるえるつき武者むしゃ眼差まなざしで
あなたのむねつらぬ

何処どこへ、何処どこへ、かえばいい
かぜなび羽衣草はごろもそう
だれも、かれも、交錯こうさくしていく
乱世らんせなか わたし

かぎりないあいさけんで
こわれそうな明日あす
あなたをさがしてまた、けてく
両手りょうて約束やくそく きずならしだす
「あなたとともに…」

てんむすぶ この必定ひつじょう
何千なんぜんゆめ蹴散けちらした
だいだいほのお 現実感げんじつかんさえ
してまた

ゆえに、ゆえに、まって
かぜさからう羽衣草はごろもそう
なにも、なにも、うしなわないで
きていけないから

かなしき月光げっこう ひらめ
いとしさにまみれて
わすれていたこころを、まして
両手りょうて狂気きょうきやさしい旋律せんりつ
「あなたのために…」

生命いのちがあるかぎ

かぎりないあい さけんで
こわれそうな明日あす
あなたをさがしてまた、けてく
両手りょうて約束やくそく やさしい旋律せんりつ
まもきたい…」

あなたとわした
十鬼とききずな