この春はるもあの街まちで
穏おだやかなあの街まちで
れんげ草そうは咲さき誇ほこっていますか

夕暮ゆうぐれの帰かえり道みち
大粒おおつぶの涙なみだ 見みせた
それは私わたしだけの秘密ひみつの場所ばしょ

変かわらないでいて ずっと
ながれゆく世界せかいを 消きえゆく私わたしを Always
いつの日ひも 見守みまもって

繰くり返かえす出会であいの中なか
傷きずついて救すくわれて
正ただしく生いきれてこれたかな

今度こんど、会あいにいくよ
笑顔えがおで会あいにいくよ
もう一度いちど あの頃ころの私わたしのように

変かわらないでいて ずっと
移うつりゆく心こころを さまよう私わたしを Always
見守みまもって

時代じだいは嘆なげくように 追おわれるように
新あらたたな今いまを求もとめ続つづけて
無機質むきしつな世界せかい 哀かなしき世代せだい
そんな闇やみにのまれそうになる
確たしかめながら歩あるいてく
あの場所ばしょを胸むねに 胸むねに抱いだいて

明日あしたはどこにあるの
私わたしはどこへいくの
答こたえはわからないままに

この季節巡きせつめぐるたび
目めを閉とじて立たち上あがる
それは私わたしだけの秘密ひみつの瞬間とき

変かわらないでいて ずっと
ながれゆく世界せかいを 消きえゆく私わたしを Always
いつの日ひも 見守みまもって