枯かれた街まちを背せに 古ふるびた地図ちずひらいて
どこかへまた歩あるき出だそう

よそゆきな笑えみで溢あふれてる世界せかいに
心こころはかじかんだまま

地位ちいや名誉めいよや 大袈裟おおげさな愛あいじゃなく
小ちいさく かすかな温ぬくもりでいい

さすらいの旅人たびびとは 地図ちずのどこかに
誰だれかと心こころから 愛あいし合あえる明日あすを探さがしてる

ふいに迷まよい込こんだ 砂埃舞すなぼこりまう道みち
夕焼ゆうやけに 一ひとつの影かげ

頼たよるものもなく 心こころを閉とざしてたんだ
強つよがりは涙なみだとなった

弱よわさをごまかす 頑丈がんじょうな盾たてよりも
誰だれかを信しんじる強つよさが欲ほしい

さすらいの旅たびの中なか 地図ちずを抱だきしめ
塞ふさがった心こころから 光溢ひかりあふれる明日あすを祈いのってる

誰だれもがみんな さまよい生いきるのさ
道みちしるべのない 孤独こどくな旅路たびじを

さすらいの旅人たびびとは いつかどこかで
誰だれかと心こころから 愛あいし合あえるように
すり減へった靴くつのまま 今日きょうを行ゆくのさ
塞ふさがった心こころから 光溢ひかりあふれる明日あすを探さがしてる

地図ちずのむこうへ 続つづいてる